英語圏の海外在住の時に、ジャパニーズレストランに勤めていた。レストランの建物は木造の赤い屋根の中古物件をリフォームされていた。室内は木造のテーブルや椅子が並べられ、日本を感じる着物や扇子、提灯などが飾られていた。

提供される食事は、盛り付け方に違和感を感じるが、極めて日本の味に近いものであった。お客さんの声が良く聞こえるウェイトレスのポジションで働いていた時に、一番頻繁に耳にして違和感を感じたのは「LOVELY」であった。

今までの感覚は、子犬や可愛らしい小物に対して使うように勝手に思っていたのだが、彼らは、建物がLOVELYであり、提灯、天ぷら、かき揚げさえLOVELYになってしまうのだ。数年そこに滞在していたが、私は最後までかき揚げを前にして「Wow,Lovely!」と言うことはできなかった。